ようこそ、のぞみ整体院のホームページへ
つらい腰痛、肩こり、頭痛、突然のぎっくり腰、……
当院の整体では、これらの症状を元から改善していきます。
肩こり・腰痛などの症状は身体の〈ゆがみ〉が原因で起こる、と言われますが、では、どうして身体はゆがむのでしょう? 〈悪い生活習慣〉のせい? ストレス?
当院では、ゆがみを作るのは
むかしのケガの傷痕が身体に残っているからだ、と考えます。
ケガをすると、身体に傷痕が残ります。傷痕は皮膚や筋肉とは異なる素材でできていますので、身体にとって負担です。その負担を、身体が無意識にかばいつづけることで身体はゆがみ、もともとの傷痕とはべつの部分に症状が出てきます。つまり、
〈ケガ⇒傷痕⇒かばい⇒症状〉の連鎖によって身体はゆがみ、数日~数十年かけて腰痛や肩こりになるのです。
ですから症状を改善するためには、むかしの傷痕に施術することが大切で、身体がゆがむそもそもの原因を整えれば、腰痛・肩こりは、根本から改善します。このケガの傷痕のことを当院では
癒着(ゆちゃく)と呼んでいます。
ゆがみをつくる傷痕(癒着)は、
・骨折、ひび、脱臼、打ち身、やけど、切り傷、手術などの〈部分的なケガ・傷〉
・転倒や転落、交通事故のような〈全身のケガ・傷〉
のような、日常的に起こりがちなケガでできます。ですから、
・子どもの頃に大きなケガをした。
・数年前に手術を受けた。
・そういえば生まれるときに難産だったらしい。……。
こういった経験をされていると、癒着ができている可能性は高いです。
当院の整体では、独特な検査(筋力検査といいます)で癒着を探しだし、その一つ一つを、先の細い道具と手技でていねいにはがしていきます。
骨をポキポキしたり、急激に力をかけたりはしませんので、
赤ちゃんやお年寄り、妊娠中のかたでも、安心して受けていただけます。
これまでにいろいろな療法を受けたけれどよくならなかった。
どこに行けば改善するのかわからない。
でも、あきらめるにはつらすぎる。
そんな複雑・がんこな症状でお悩みのかたも、ぜひ一度、のぞみ整体院までご相談ください。
適応症状
慢性・急性の身体の不調
腰痛 頭痛 背中の痛み
……といった全身/各部の痛み
肩こり 足がだるい 手がしびれる
……など、全身/各部のこり、だるさ、しびれ、違和感
不眠 中途覚醒 いつも眠い
……といった睡眠の不調
生理痛 月経不順 妊娠しにくい
……といったおなかの筋肉のこりにまつわる症状・不調
ほかにも、冷え性 めまい 胃腸弱 体質虚弱
(風邪を引きやすいなど) 姿勢の悪さ
など
事故・ケガ・手術にまつわる身体の不調
交通事故などの後遺症状 ケガや手術の傷痕のつっぱり感、治りにくさ
赤ちゃん・子どもの、不調・不安定
疳の虫
(かんしゃく) 体質虚弱
(風邪を引きやすい、すぐ熱を出すなど) 夜泣き・夜驚・不眠 落ちつきがない 顔色が悪い 成長痛
……など。
よくある質問
どのような古傷が、身体のゆがみ(癒着)をつくるのですか?
これまでの施術経験では、皮膚の表面が少しだけ傷ついたような軽いケガでは、癒着はできないようです。
癒着を作ることが多いのは、骨折、ひび、脱臼、深い切り傷、手術の傷痕、やけど。そして、転落事故や交通事故のような全身・局部の激しい打ち身です。
見過ごせないのは、指先にできた深い傷と、幼いころの激しい打ち身です。指先の小さな傷痕にできた癒着が根深い肩こり・頭痛の原因だったとか、子どものころに階段から落ちたことであちこちに癒着ができていて、それが全身のさまざまな不調の原因だった、ということは多いです。
子どもの身体は、日々、たくさんのケガ・打ち身をしているはずですが、そのすべてに施術する必要はないようです。
施術が必要な傷痕のひとつの目安は、〈大人になっても憶えているくらいの大ケガ〉です。
もちろん、〈大ケガだったけれど、幼すぎて憶えていないもの〉も重要です。憶えていないけれど重要な癒着は、検査で見つけたその都度、施術していきます。
10年以上前の古傷でも関係ありますか?
癒着をつくるのは、生々しい〈傷〉よりも、むしろ時間の経った〈傷痕〉です。そして
何年前の傷痕であっても、できた癒着は残ります。傷の古さでいうなら、来院時の年齢が70代のお客さんから、2才のときにできた切り傷痕の癒着が見つかったりしますので、10年どころか、20年30年は当たり前、という感じです。何年前の傷痕だから癒着はもうない、ということはないようです。
癒着とはなんですか?
癒着は、傷ついた皮膚・筋肉にできる一種のカサブタです。
皮膚や筋肉に傷がつくと、糊のようなパテのような固まりが傷の部分にできます。傷口をかため、出血をくいとめるためです。これが癒着の本来のはたらきで、身体がおこなう大切な応急手当です。しかし血液を通さないため、いったんできた癒着はなかなか分解されません。それで応急手当てが済んだ後も、傷痕に残ることになります。
癒着は、皮膚にできた傷であれば、〈傷痕〉として見えるものもあります。切り傷・やけど・手術痕に残る、白っぽい(あるいは赤っぽい)、少しツヤのある固まりがそれです。一方、ねんざや打ち身のような皮膚の下にできるケガでは、外から見てわかるカサブタはありません。けれど皮膚の下には癒着ができています。
癒着ができると、本来はばらばらに動くはずの皮膚と筋肉が貼り合わされます。そうなるとその部分の筋力が低下します。そしてまた、癒着は血液を通しませんので、周囲の血流が悪化します。この、〈筋力の低下〉と〈血流の悪化〉が癒着によって起こる問題であり、身体がゆがむ原因です。
整体にはどれくらいの頻度で通えばいいですか? 一度だけでも効果はありますか?
当院の整体でしているのは〈癒着はがし〉です。一度はがした癒着がそのまま再びひっつくことはありませんので、単純に言えば、1時間施術すれば1時間分、癒着はがしは進みます。これが、マッサージと異なるところです。
ただ、癒着は〈固まり〉です。一度にはがせる量に限りがありますので、一回の施術で全部、はがし尽くすのは難しい場合が多いです。それで、しばらく通っていただくことになります。
来店頻度としてお勧めすることが多いのは、通い始めのしばらくはこまめに来ていただいて
(たとえば1~2週間に1度)、状態が落ちついてきたら間を開けて
(たとえば1~2ヶ月に1度)、はがすべき癒着が見当たらなくなった時点でいったん〈卒業〉。その後は、なんらかの症状が出てきたり、ケガや手術をした後にあらためて来ていただく、というものです。
これまでにされたケガの状態や多さ、症状の強さにもよりますが、一度の施術で大きな変化が生じる場合はあります。また遠方のかたで、関西方面に用事ができたついでの機会に来店する、というかたもおられます。こういったかたの場合、来店頻度はまちまちですが、お聞きするかぎり、それなりの効果は実感されているようです。
一方で、数ヶ月こまめに通われて、こちらから見るとはっきり改善されているように思われても、「変化を実感できない」とおっしゃるかたもおられます。またそう言っておられたかたが、さらにしばらくして「楽になった!」「楽になっていたことに気づいた!」と言われたりもします。
……効果を実感する感覚・タイミングについては、個人差が大きいようです。
身体の不調の原因は、姿勢が悪いからですか?
これもよく訊かれることですが、当院では、順番が逆だと考えます。〈悪い姿勢だから⇒身体がゆがむ〉ではなく、〈身体がゆがんでいるから⇒姿勢が悪くなる・悪い姿勢でしか動けない〉。そういう理解です。
たとえは悪いかもしれませんが、ゆがみのある身体というのは、ハンドルの曲がった自転車のようなものです。まっすぐに走ろうと思ったら、ハンドルはいくらか傾けなければなりません。身体もそれとおなじで、
ゆがみがあれば、姿勢は偏っているのが自然なのです。
身体は、身体の都合で姿勢を作ります。弱い部分をかばって、強い部分がその分しっかりはたらく。無意識にされた調整の結果が、見た目には〈悪い姿勢〉になっているだけのことです。ですからそれを、意識して〈良い姿勢〉でいようとしても続きませんし、そもそもすぐに疲れます。
ゆがみのある身体で、〈ゆがみがないふうな姿勢〉を維持するのはしんどいのです。それでも無理にがんばると、身体に負担がかかります。少しくらい見た目が悪くても、自分にとって楽な、自然な姿勢で生活していくほうが、長い目でみると身体にやさしいと当院では考えます。
癒着がうまくはがせると、身体のゆがみは元から改善します。そうなると、姿勢も自然に変化します。そうしてできた〈良い姿勢〉は、身体にとっても〈楽な姿勢〉です。
院長略歴
名前:白柳 直子(しろやなぎ なおこ)
2003年、日本カイロプラクティックドクター専門学院大阪校を卒業。その後、大阪府堺市の白鷺駅前で開業。
2004年、マーク・ブライアンD.C.の下でアプライド・キネシオロジー(AK)のセミナーを修了。あわせて、中国医学の理論を独学する。このとき使った教科書は、鍼灸師の故・岡部素道先生が書かれた『鍼灸経絡治療』と『鍼灸治療の真髄』、そして中国医学の古典『黄帝内経 素問』。
2004年中頃からは、〈身体の不調〉と〈古傷〉の関係に注目し、独自に、〈傷痕の癒着〉への施術を工夫しはじめる。
2005年、なかもず駅前の中百舌鳥町に店を移転。
2012年、手紙で質問したことをきっかけに、精神科医の神田橋條治先生に師事。せっせと陪席
(診察現場の見学)に通うようになる。
2014年からは児童精神科医の杉山登志郎先生にも師事。
2020年、なかもず駅前の長曽根町に店を移転。
整体の技術改善への努力と、身体と心・精神のつながりについての素朴な考察は、現在も継続中。
著書:
『身体のトラウマ』(2009年、大阪公立大学共同出版会。品切れ絶版)
『身体の話』(2014年、大阪公立大学共同出版会)
共著:
『神田橋條治の精神科診察室』(神田橋條治先生との共著、2018年、IAP出版)
『心と身体といのちのこと』(神田橋條治先生との共著、2020年、IAP出版)
『教えて 発達障害・発達凸凹のこと』(杉山登志郎先生との共著、2021年、IAP出版)
など