のぞみ整体院
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日常 5

180414 3通目のお客さまの声と、インタビュー本の進捗

 3通目のお客さまの声をちょうだいしました。この方も、ぜひ書いてくれませんか、と私がお願いして、書いていただきました。
 この方の場合、劇的にわわわっと改善したわけではなかったと思いますが、着実に症状が変化して、生活が変化して、ご本人がそれを喜んでくださって、私もとても嬉しかったのです。

 ですが、こちらが思っていた以上に丁寧に書いてくださって、ちょっと動揺しています。
 いまさらですが、私がお願いした皆さん、もっと隠してくださって、あるいは短くまとめてくださって、良いですよー! たかが店の広告に、こんなにたくさん書いてくださっちゃ申し訳ないです。お礼だってホントの粗品しかお渡ししないのですから、そんなくらい(!)にしてください。読ませてもらって、みごとな文章にうなって、感激しながら、大汗をかいております……。



 インタビュー本は、次回に向けて、1回目の原稿の手直しとインタビュー作法の反省に入りました。
 数人の方に原稿を読んでいただいて助言を仰いで、それを一覧表みたいに整理しながら、補足で訊くことと、次回(以降?)の訊きどころおよび私の訊き方のまずさを反省する作業です。

 こう説明すると面倒な作業のようですが、なかなかどうして、とても愉しいです。おなじ原稿を読んでもらって、ここまで皆さん、違うところに引っかかられるのですね!と嬉しくなります。
 これは結局、違う人が聞き手を務めれば、ぜんぜん違う話が展開するかもしれないことを意味するわけで、そうであるなら、今回たまたま聞き手となった私が、今後どれだけ多様な視点を採りいれつつ、しかも私の視点を保持するか、みたいな部分が私の勝負どころになるわけです。これは、とてもおもしろいことです。インタビュアー道の入口が、はるか遠くに見えてきたような気分です(入口にたどり着くずっと前に、本はできてしまいますが……)


180419 4通目のお客さまの声、ちょうだいしました。

 4通目のお客さまの声をちょうだいいたしました。

 この方は、当初、身体の自覚症状をあまり強くは感じておられなかった方です。精神的に疲れてはいるかもしれないけれど、身体は元気ですよ、とおっしゃって。
 でも私から見ると、精神はわからないけれど、とりあえず、お身体はしんどいように思えます、だから、ときどき来ておいてほしいんですけど……とお願いしました。
 そうして、ときにぽつぽつ、ときにこまめに、来てくださることになったのです。

 そうするうちに、いくつか改善の経験を味わわれたようでしたので、書いてください、とお願いしました。

 きっと、歯の話を書いてくださるんだろう、と予想していましたら、他に2つもエピソードを加えてくださいました。
 3つ目の変化はこちらが見ていても実感できますが、最初の話は、施術者側には比較的、印象の薄い変化です。そんな、私には見えにくい種類の改善が、当事者としてのお客さんには印象に残っておられたのだなあ、と、あらためて嬉しくなりました。


180423 5回目の講習練習を行いました

 UさんとVさんの協力を得て、5回目の講習練習を行いました。前回までで、もうすでに施術の説明は一通り完了していますので、内容としては、「復習と熟練を目指しての練習会」に近づいています。

 そこでお2人に今後の展望をお聞きすると、まあ、もうちょっと練習を続けてもいいような、切りにしてもいいような、でも練習しているのはおもしろいから、しばらく続けてみてもいいかな、な、ご意見でした。
 ……ナルホド。じゃあ、まあ、もうちょっと続けましょうか。そうしましょっか。そんなゆるさで合意が成立しました。

 今回の練習でおもしろかったのは、これまでのんびりペースを維持しておられたVさんが、俄然、メキメキ上達されたこと。そして絶好調のハイペースで飛ばしておられたUさんに、一瞬の停滞が見られたこと。
 はあ〜、こんなこともあるんですねえ、これはこれでおもしろいねえ、と、みんなでしみじみ感じ入りました。


 一連の講習練習を始めた目的は、「私が(に)自分の技術を伝えるための予行演習をしておこう(させてあげよう)」なのでした。

 私が「簡単なことしかしていないから、伝えようと思ったらすぐ伝えられますよ」な立場なのに対して、Uさん・Vさんは、「いや、きっと難しいですよ! 技を習得するのにはずいぶん時間がかかりますよ!」な立場。
 Uさん・Vさんの意見を聞いても私がそのまま、「そうかなあ……すぐだと思いますけどねえ……」と不満顔でいると、「じゃあ、どれだけ時間がかかるものか、私たちが練習に付き合いましょう!」とおっしゃってくださったのでした。

 で、練習していただいた結果、2時間×5回の講習で大まかなことは伝えられたわけですから、お2人の吸収力がとりわけいいことを差し引いても、まあ、それほどかからずに伝えられるだろう、と目途がついたわけです。
 つまり、技術の伝達については、そう急がなくてもよさそう⇒じゃあ、まあ、しばらくはいいか。おかげで、気が軽くなりました。

 そういったわけで、一般的な形でセミナーを開催する予定は、少なくともしばらくはありません。
 ありがたいことに、このところ、数名の方から「セミナーはしないのですか?」と問い合わせいただきましたが、あしからずご了承ください。


180508 2回目のインタビュー作業終了

 先月の24日に、2回目の、お師匠さんへのインタビューをおこないました。それからテープ起こしその他の作業を経て、一昨日、ようやく原稿がまとめ終わりました。
 まだ、注釈をつけたり、全体の構成を見直したりと、することはいくつか残っていますが、ここらでちょっと、小休止を挟もうかなあ、挟みたいなあ、の気分です。

 今回の作業は、――疲れました! なにしろ起こすべき音源が1回目の倍近くあって、聞いても聞いても、文字にしても文字にしても、終わらない……!

 いったんテープ起こしが済んでしまえば、後の作業はむしろ、ずっと楽でした。この辺りの作業については、対談の原稿作りの方が、はるかに神経を使いました。結局、実際に本になる時点で、ずいぶん様変わりしましたが……。
 インタビュー原稿の場合は、先生の発言の趣旨さえ明確にできたなら、受け手(=私)の発言は簡素なほうが読みやすい。あれこれ考えずに、先生の論旨だけたどりながら文章を作っていけばいい。ここらへんの割切り方が、インタビューと対談の、作り方の違いなのでしょう。とすると座談会の原稿作りの難しさとなったら……きっと想像を超えます。

 1回分、2回分をまとめて仕立て直した原稿はさっそく編集さんにお渡しして、同時に、私の相談役のみなさまにもお渡しして、あとはしばらく、私は、みなさまからの助言待ち状態になります。だからここらで休憩しよう……と思ったけど今日は火曜日でした。午前中は図書館に行ける日なので、注釈を作ることにします。休憩は、明日以降にします。


180528 原稿はちょっと一段落

 インタビュー2回分の原稿が、まだ仮の状態ではありますが、一応、まとめ終わりました。

 前回のインタビューの終わり頃に、「私が思っていた構成からずれてきたように思います」と、戸惑いながら私がいうと、語り手である先生も「そうかもしれませんね」とあっさり同意。――やっぱり。やっぱり先生もそう思われますか……。

 困ったなあ、どうやって全体像を作りなおすかなあ……と、大阪に帰ってきてからもずっと、ぐるぐるぐるぐる考えていましたら、2人の「原稿師匠」的助言者の方が、ヒントというか答えをくださいました。
 おかげで、なるほど! そうか! となって、先が開けて、それで全体のまとめ作業を一段落することができました。

 細かい修正はまだ不完全で、実際、助言をお願いしている4人のうちのお2人からは、助言をいただいてもいません(お2人の助言締切り(!)を遅く設定したから)。でも構成がまとまって、「これならできる!」と思えたので、しばらくは、肩の荷を下ろしちゃっていいのです。
 あーよかった。やれやれ。


 本を作るごとに、いろいろな方に助言者役をお願いしていますが、必ず、なにかしら、みなさん助けてくださいます。
 ぎりぎりまでがんばるのは自分の努力の範囲だけれど、やっぱり最後に必要なのは、他人様の視点なのだよなあ、としみじみ感謝しつつ、今度こそ本当に、ちょっと休憩いたします。


180614 自転車の修理

 近所の自転車屋さんが私は好きで、自転車に不都合が生じるたびに、そのおじさんのところにお世話になります。
 先日も、前輪のブレーキの利きが甘いことが気になって、自転車を持ち込みました。

 私の予想では、これは、ブレーキのゴムが磨り減っているに違いない。だからおそらく、修理としては、ゴムの貼り替えになるはずだ。そう思いながら店に行きました。
 で、「前のブレーキが利きにくいんです」とおじさんに訴えると、よっこらしょ、と立って来られて、じろっとブレーキのところを眺めて、「スタンドを立てて」と私に自転車を留めさせて、それから、たまたま手に持っていたレンチでブレーキの、土台になっている輪っかみたいな部分の角度をささっと変える。そして、ブレーキの利きをご自分で点検されてから、「これでどう?」。

 すっかり、ゴムの貼り替えを期待していた私は「え、それだけ……?」と拍子抜けで、でも試してみたら確かに良くなっているからお礼を言って、「御代は……?」と訊くと「今日はいいよ」とおじさん。

 お礼を言って立ち去りながら、「この程度の調整で改善するのなら、わざわざおじさんにしてもらわなくてもよかったのに、でもその調整をどうすればいいのかが、自分ではわからんのだよなあ……」と、見込みが外れたくやしさ半分、あっさり鮮やかな手並みにホレボレ半分。
 こういうくやしさとホレボレは、とても贅沢な感じで、嬉しいです。


180618 植物復活の兆し

 この2〜3年、悲惨な状態をさまよっていた当店の観葉植物たちが、ようやく復活しはじめました! 全枝から、若芽が育ちつつあります。ものすごく、ものすごーく、嬉しいです。

 事の始めは、植替えすべきときにしなかったこと、それから慌てて植替えて、植替え自体は成功していたのに、焦って水をやりすぎて根腐れ気味にしたこと、そしてそれから再度植替えて、今度は肥料不足を見逃していたこと。
 振り返ると、よくもまあここまでいじめ倒したものだと自分でもあきれますが、原因は自覚しています。ストレスです。ストレスで私の余裕がなくなって、植物との付き合い方がわからなくなっていました。


 整体の仕事をするようになったとき、とりあえず、「原因はストレスです」は禁句にしよう、と思いきめました。だって、整体は、ストレスに耐えうる身体にするためにこそするんだから。そりゃ不調の原因をさかのぼれば、必ずどこかしらでストレスは関係するでしょうよ。でもそれとは別のところで施術を展開していかなきゃあ、整体屋としてダメでしょ、の心意気です――心意気、でした。
 でも今回自分がストレスに負けてみて、あらためて思い知りました。いやー、ストレス、厳しいですわ。

 現在は、ストレスのもとは遠ざかり、ようやく、へこたれていた精神状態も落ちついてきた実感があります。
 いまはともかく、復活しつつある植物を再度弱らせないよう、じりじり観察する毎日です。うろうろ飛んでいるコバエをどうにかしたい思いはありますが、あんまり過激なことは、いまは控えよう。飛んでいるのを掃除機で吸う程度にとどめよう。そして根も葉も安定してきたならば、そこからなにか考えよう。そんなような、今日この頃です。



 今朝、大阪で地震がありました。堺は(というか私の知る周囲と店は)、幸運にも、大事なく済みました。
 ご心配くださったかたには、ありがとうございました。

 なるべく早々に、ストレスの小さいうちに、さまざまな事態が落ちつくことを祈ります。


180628 講習練習の最終日

 先日、『私が今後、技術講習をすることになったときのための練習会』第7回を開催しました。お相手をしてくださったのは、例によってUさんとVさんです。

 お二人ともご多忙のため、「自宅での練習はできていない」と言われるものの、おおよその手順はすでに飲みこんでおられ、あとは、本当にいよいよ反復練習のみ、な状態です。
 そんなわけで、UさんVさん合同での練習会は、この日を最後にすることになりました。今後は、お二人それぞれが「練習台」になってくださる相棒を連れてこられて、実際の施術練習をするならしよう、ということになりました。練習会は円満解散、今後は、実地研修でさらなる上達を図りましょう、です。

 全体を通しての感想をお二人にうかがうと、「おおむね、技術的な説明については理解できた」とのことでした。「さあ使え、さあ施術してみろ、と言われると無理ですが……」って、それはそうです。手も頭も、もっと作業に慣れてからでないと、「できる」気はしません。
 でもそのためには、ぼちぼち、施術しながら慣れていくしかありませんので、ここからが踏ん張りどころでもあります。ただ、お二人は、本職の整体師を目指しておられるわけではなく、あくまで「私の、今後するかもしれない講習のための練習」におつきあいくださっただけですので、さらにどの程度踏ん張られるかはお二人次第です。

 まあ、とりあえず、この程度の説明ができるなら講習はできそうかしらね。うん、たぶん、できるんじゃないかな。よかったよかった、と、それでいいのかと心配になるくらいあっさり明るい見通しを得て、お二人とはひとまずお別れしました。

 全部で14時間。月に1回、7ヶ月。お二人はひととおりの技術習得に、私は技術講習の練習に、費やしました。お二人もきっと、私はもちろん、とても愉しく、とても気持ちよく練習させていただきました。あー、おもしろかった、ね、ね、と言い合える、幸せな充実時間でした。


180711 原稿作業、ひとまず完了しました。

 土砂降りの鹿児島から辛くも帰阪して、テレビも新聞もネットニュースも見ずに、ひたすらテープ起こしと原稿整理の日々でした。
 堺でも長雨は続いていて、「よく降るなあ。琵琶湖の水位が上がってよろしいわ」と思っていたら、中国地方を中心にあちこちで大変なことになっていました。
 水のほとんどは、ほどなく引くでしょうけれど、さまざまな片付けの大変さを思うと……せめて夜だけでも涼しくなってくれることを、願わずにはいられません。




 原稿については、やっとこさ、全文の組立てがひとまず完了しました。は――……しんどかった。
 わかっていて始めたこととはいえ、やっぱりなかなか大変でした。でも丁寧に作業に取りくむことで「気が済んだ」感は満ちてきますし、しんどくはあるけれどそれが安らぎでもありますから、いまの私には大切な作業だったのでした。

 原稿は、何度読み返しても、すばらしい(!)です。やあぁっぱり、お師匠さんは、すごいです。
 ええ本やなあ、これはすごい本やなあ、と1人でぶつぶつ唸りつつ、表記の揺れとか対話の不自然を地道にチェックしていくのは、やはり愉しい作業なのでした。

 この後、お師匠と、相談役のみなさまから最終の助言をいただいて、それを折りこんで最終の手入れをおこなえば、それで、原稿は本当に完成です。
 順調に行けば今月中に入稿して、来年の初春に出版、の予定です。
 どうぞお楽しみに!


180713 鹿児島でのお気に入りのお店

 鹿児島での、お気に入りのお店を2軒、紹介したいと思います。
 1軒めは、高見馬場付近の洋食屋さんで「キッチン・オガタ」さん。鹿児島に行って時間の許すかぎり、必ず寄ります。おいしい。調味料関係をすべて手作りされていて、ともかくマヨネーズがめちゃくちゃおいしい。もちろんお肉も野菜もおいしい。夜のメニューに付けてくださる前菜盛り合わせが、これまた毎度の楽しみです。

 もう1軒は、鹿児島中央駅付近のお花屋さんで「メープルメープル」さん。大阪のお師匠の助言に従って、鹿児島のお師匠への手土産に花を渡す、という(私の)柄にもない行動を前回、取りました。
 ホームページでピンと来るお店を探して、大阪から電話でこうこうと注文。店構えも見ず、店主にお会いすることもなく、イチかバチかで花を受け取りに行きました。
 すると、その花かご(?)がすばらしかったのです。師匠にあげるのが惜しいくらいの私好み!
 大興奮できゃあきゃあなって、写真撮っておいてね!とお願いしたら、ブログに挙げてくださっていました。写真は写真でいいけれど、現物の質感がなんともいえず魅力的だったので、うーん、もっと素敵だったんだけどな〜…と少々不満。でももちろん、現物より写真の方がよくっても困るので、これぞ消えものの貫禄なのでしょう!


 お気に入りのお店紹介、なんて、このブログではしなかったことですが、前回の鹿児島行きで、初日は、同行したかたに「オガタ」さんを褒められて気をよくし、さらにその翌日には私が「メープル」さんに感激し、と、たまたま出来事が続いたので、書き留めておきたくなったのでした。まあ、たまにはこんな記事もありかな、と。


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