のぞみ整体院
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日常 4

180129 頭痛と股関節の癒着。それと水泳、始めました。

 2週間ほど前から水泳の練習を始めました。子どものときから25メートルが泳げず、補習を受けさせられていたクチですので、ほんとの練習です。泳ぎは平泳ぎです。

 すると、泳いだ後の1〜2日、軽い頭痛が起きることに気づきました。水圧の加減か、寒いなか自転車で走るために冷えるのか、はたまた、ふだん使わない筋肉を使うための一種の筋肉痛か。まあでも、たいした痛みではないので、とくに気にしませんでした。

 それが先日、かなりがんばって泳いだ後もしばらく自転車でうろうろした日の夜から、頭痛がわりとはっきりしてきました。頭の奥の方がしーんと痛くて、かなり不快です。寒かったしなあ。いつもより冷えたのかもしれないなあ。

 その日は温かく過ごして、寝て、翌日。さらに頭痛ははっきりしていました。我慢するのが嫌なくらいです。風邪を引きかけたのかもしれないなあ。
 少し熱めのお湯につかって、早くに寝ました。が、4時間ほどぐっすり眠ったところで目が覚めると、汗だくでした。暑いッと布団を蹴るとぞくっと寒気がして、また布団をかぶる。でもやっぱり暑い、ということを繰りかえしながら、このときもまだ、風邪だと思っていました。

 少しまた寝て、起きると汗だくで、頭痛はさらにひどくなっていて。このときになってようやく、風邪じゃないのかもしれない……?と思いはじめました。
 で、ささっと検査をしてみると、左股関節周囲から大きな癒着が見つかりました。これかあ……と納得してごりごり癒着を剥がすと、ほどなく頭痛が引きました。暑さ寒さも落ちつきました。一連の症状は、風邪のせいではなかったようです。

 で、原因を考えてみました。
 きっかけになったのは、おそらく平泳ぎだろうと思います。両手両足を左右対称に使い、バランスを保ちながら両足を思い切り蹴る。このとき、癒着で固まった左股関節に引き伸ばす刺激がかかりすぎたのでしょう。ストレッチをがんばりすぎて痛みが出るのと同じ理屈です。

 ただ、ここで痛みが股関節でなく頭に出たところが、身体のおもしろいところです。足で蹴るはたらきを腰がかばって、その腰を首がかばって、それで頭の付け根あたりの筋肉に負担がかかる。痛みは頭の奥の方と感じましたから、おそらく7つある首の骨の、上2つくらいに係わる筋肉が緊張していたのだと思います。
 うまく改善できたかどうか、次回、泳ぎに行った後の変化が愉しみです。


180203 頭痛と股関節の癒着と水泳、その後。

 股関節の癒着をほどいた後、次のプールで1回だけ25メートルが泳げました。平泳ぎで、不恰好ながら息継ぎをして、です。一応、それなりに泳げるようにはなってきたのかな、と思います。
 ただ、頭痛は、その翌日に起きました。痛みの感じは前回と同じようですが、少し場所が移りました。痛みの程度は軽いです。調べると、今度は右の股関節からも癒着が見つかりました。

 それで、両方の股関節にちょこちょこ施術をしましたが、両足のねじれ感が少なくなってきたように感じます。見た目の感じもそうですし、座り方にも変化が出てきました。
 これまで私のいちばん楽な座り方だったのはあぐらで、椅子の上でもあぐらをかいたりしていたのが、足を伸ばして座るのも、正坐もそれなりに楽だなあ、となりました。

 また私は、左足の薬ゆびに、例年、しもやけができます。今年もできているこのしもやけが春までに完治すれば、血流が改善した目安になります。引きつづき施術・観察を続けます。

 泳ぎの変化としては、泳ぎながらあごを引くと、右耳に水が入るようになりました。プールに行きはじめた最初は、入らなかったことです。意識してあごを上げめに泳ぐと入りませんので、首の筋肉バランスに変化ができたようです。
 こちらも、さらなる変化を追って、観察することにします。


180222 技術講習の練習・3回目

 整体技術講習の練習(=私が講師役をすることの練習)の3回目をおこないました(ちなみに1回目はこちら、2回目はこちらの記事です)。おつきあいくださったのは、引きつづきUさんとVさんです。

 これまでの練習会で説明した関節テストは、Uさんがだいたい習得完了、Vさんは試行錯誤中。
 「で、今日はどうしましょうか?」。とりあえず先に進んで施術の練習に取りかかるか、関節テストの復習をするか。お訊きすると、お二人とも、「とりあえず進んでみる」。――了解しました。

 まずは練習ですから、竹串ではなく、先の丸いお箸を使用。じゃんけんでUさんが先攻になりました。
 で、具体的に手順を説明しながら練習してもらうと、Uさん、あっさり習得! すばらしい。

 そこでVさんに交替です。
 Vさんは関節テストがしっくり来ないようなので、ついでにそれも復習です。横から私が、ああしてみたら、こうしてみたら、と思いつきを言ってみますが、やっぱりピタッと来ないよう。
 で、うーん……と考えて、ひらめきました。Vさんは左手じゃなく、右手で検査をした方が安定するのかも?

 検査自体はどちらの手でしても構いませんし、最終的にはむしろ、どちらの手でもできると便利です。ただ、施術全体の流れからすると、右利きの人は、左手で検査をする方が楽です。だから私も検査は主に左手でしますし、お二人への説明も、左手メインでしていました。
 ですが、人の身体はそれぞれです。まずは右手でコツをつかんで、それから左手も練習、のほうがいいのかも……。

 で、「ちょっと右手でしてみてください」。
 Vさんに試してもらうと、たしかに右手の方が良いようです。そうかー、こういう個人差もあるのだなー。勉強しました。

 Vさんはていねいに何度か練習してから、「今日の私はここまで」と自ら課題を区切って、先へ進もうとはされませんでした。
 「とにかく先へ進むこと」が目的ではありませんから、私もその姿勢には大賛成です。

 帰り際には、お二人ともくたくたでした。ささっと課題をこなしたかのようだったUさんも、「頭の使い方が独特だから疲れる」とのこと。それを聞いて、むかしの私もそうだったかなあ……と振りかえってみましたが、みごとに忘れてます。

 とりあえず、次回はきっと、ここまでの復習でしょう。
 ここまで来れば、もう終わったもおんなじ。嬉しいけれど、でもこんなにあっけなく覚えてもらっちゃって、講師役の私は練習できているのでしょうか……。


180227 アクリルたわしのおすすめの作り方・使い方

 先日、お客さんとの間で、アクリルたわしが話題に上りましたので、私のおすすめする作り方・使い方を書いておきます。

●アクリルたわしの作り方●
 使うのは8〜10号くらいのかぎ針と、並太くらいのアクリル毛糸です。100円ショップでも売っている40g前後の毛糸玉ひとつで2個半くらい作れたと思います。
 作り方は、
 @鎖編みで16目くらい、作り目をする。
 A最初の段を細編み、次の段を長編み、また次の段を細編み、その次を長編み、と交互に編んでいく。
 B二つ折りにしたときにだいたい正方形になるくらいまで細編み→長編み→…を続けたら、そこで編み初めの段と編み終わりの段を重ねてとじる。このとき、両横の部分は閉じないままにする。――これで完成です。12〜3cm平方くらいが使いやすいかと思います。

●アクリルたわしの使い方●
 2枚重ねの状態で使います。間に手を入れて手袋みたいにして、というのは私はしませんが、使いやすければそれでもいいと思います。

 アクリルたわしで食器を洗うときには、冬ならお湯、夏なら水を流しながら、ささっとこすり洗いをします。洗剤は、相当な油汚れでないかぎり、不要です。
 ときどき、アクリルたわし本体を、食器用の中性洗剤かふつうの石けんで揉み洗いしてください。洗浄力が復活します。

 アクリルたわしを使うと、「洗剤で洗った食器を脇にためておくスペース」が要りませんので、楽です。
 洗剤が要らない理由はアクリル繊維の細さにあるそうですが、それだけでここまでの差が出るのかあ……と、初めて使ったとき私は衝撃でした。
 食器洗いだけでなく、お風呂用とかあちこち用とか、大小とりまぜていくつか作っておくと、便利です。

 アクリルたわしで身体を洗うのは、おすすめしません。生き物に必要な脂ッ気やバイキン群まで落としてしまうのかして、私は肌がぱさぱさになりました。
 ですが油汚れの手をこすり洗いするのは良いようです。整備士の人たちが使っている、と聞きました。

 なお、洗剤・石けんで洗ってもぬめり感が取れなくなったり、毛糸自体がぶつぶつ切れるようになったら、取替え時です。テレビをつけながら2〜3時間、カギ針をちくちく動かせばかんたんに出来上がります。
 ご興味のかたは、お試しください。


180228 インタビューに向けて準備中

 2月上旬から、インタビューに向けて準備を始めました。準備、といっても、まえがきを書いては書き直したり、精神科・心理系の本をいくつか手にとって見てみたり、と、緊張はぼちぼち高まってきたものの、具体的になにをすれば準備になるのか、よくわかりません。しいて言えば、このそわそわの全体が準備、なのでしょうか……。

 落ちつかない思いで図書館に足を運んでいて、一冊の本と再会しました。わが敬愛するジャネ先生の『心理学的医学』(松本雅彦訳 みすず書房 1981)です。
 再読なのに、初読のようでした。見事に内容を忘れています。前半は「そうそう、こんなこと書いておられたなあ」と読み進めましたが、後半に入ると、「え。こんなこと書いてたっけ……?」。

 そしてその後半に、私の引っかかりだった外傷性神経症の治療法が書かれてありました。
 想像どおり、外傷性神経症を個別に扱うのではなく、大きなまとまりの中に収めて、その大きいくくりのなかで扱っていこう、という考え方のようでした。ただし肝心の治療法については、記述が漠然としていて具体的なイメージが湧きません。
 ジャネの本を読んで私が心理療法をするわけではないですから、私個人の引っかかりは解消しました。でもどんな技法を使っていたのかは気になります。その治療効果のほども。

 そんなことを思いながら、ふと思い出したのは、この本を初めて読んだのは、鹿児島のお師匠さんに出会う前だったことです。
 とすると、内容が記憶に残っていなかったのは、意味がわかっていなかったからかも? そしてその同じ内容が、いまだから、いくらかわかるようになっているのかもしれません。お師匠さんのおかげだなあ、と、あらためて感じ入りました。


 そしてもう一冊。こちらは初めて読みました。『治療精神医学 ケースカンファレンスと理論』(辻悟編集 医学書院 1980)です。これがなんッともすごい本でした。
 ケースカンファレンス=症例検討、の記録集なのですが、編集をされている辻悟さんが助言者でもあります。

 この辻さんの助言が、実にすばらしいのです。視野は広いのに視線はぶれず、深くて、先の先を見通した配慮と、慎重で繊細な言葉選び。それを、ご自身が実践されるだけでもすごいことなのに、その意図・必要を、わかりやすく助言・説明されるのがまたすばらしく見事なのです。
 辻さんがすごい、というお話はある方からお聞きしていましたが、想像以上でした。読んでいて、ただただ圧倒されました。

 そして、読んだのがいまでよかった!と心底思うのは、地味だけどどこか重かった緊張感が、明るい緊張感に変わった、変えてもらえたことです。
 緊張はして当たり前だけど、きっとまあ、たぶん大丈夫よ、とでもいうような。


 そしてさらに先日。お師匠さんのお一人とお話しさせていただく機会がありました。
 ぎゃあぎゃあと歯に衣着せぬ勢いで、悩み事を聞いていただいたりご判断を仰いだりするうちに、いよいよ肚が据わってきました。

 で、いよいよ今日。快晴の淀川べりを自転車で走っていて、ひとつ、思いつきを得ました。インタビューの進め方について、「よし、これで行こ!」と気分が明るくなるひらめきです。
 ――たぶんこれで、私の準備作業は終えられたように思います。準備が間に合ってよかった!


180309 ホームページ更新中

 思い立って、ホームページに「お客さまの声」欄を作ることにしました。
 これまで乗り気じゃなかった「口コミページ」の作成に踏みきった経緯は、話すと長くなるので今回は省略。
 数人のお客さんに「書いてもらえませんか?」とお願いしてみました。

 「お客さまの声? それはいいですね!」とみなさん好意的に受け止めてくださって、大いにほっとしつつ、ありがたいかぎり……。ですが、「字数は?」と訊かれてハタと困りました。
 整体の感想って、何字くらいが適当なんだろう……?

 1、2時間で食べ終わるごはんの感想でさえも、「おいしかった!」で済む人もいれば、店内の雰囲気に始まってサラダの感想、スープ、と書いていって長文になる人もいるものです。
 じゃあ1回1時間、しかも継続的に変化を引き起こす整体の場合は……?

 考えてもよくわからなかったので、字数制限はナシにして、「整体で生じた身体の変化」についての感想・観察結果を書いてもらうことにしました。
 まだどなたからもお返事はいただいていませんが、どんなことを書いてくださるのか楽しみです。
 で、「まだかな、まだかな」とそわそわしつつ思いついたのが、「『続きを読む』を作ろう!」でした。巷にあるホームページの感想欄に付き物の、「>>続きを読む」ボタンです。あれは良さそうです、きっと便利でしょうし。


 ただ、ホームページは自作ですので、簡単なことしかできません。
 調べると、「続きを読む」にはJavaScriptが必要、とのこと。う〜む……とぶつぶつ言いながら「All About デジタル」の西村文宏さんが作ってくださった記事を熟読して、ボタンのデザインを変えたりしながら、メモ帳でぽちぽち作成。

 で、完成! でも押してもうまく動かない……。なにがダメなのか調べてみるけれどわかりません。結局、htmlのバージョンが古いことと、文字コードがShift_JISでUTF-8でないことのせいにしてみました(とか言って、自分で書いてて、ほとんど意味はわかってません)

 で、変更してみました。もともと簡単なことしかしていないのが幸いして、htmlのバージョンアップも、文字コードの変更も、あっけないほど簡単に終了。自宅のパソコンと店のノートパソコンで見るかぎり、文字化けなどもないようです。

 で、いよいよ念願の「続きを読む」を動かしてみると、自宅のパソコンでは、無事、成功。でも店のパソコンでは……やっぱりうまく動きません。まったく動かないのではなく、半分だけ動くから性質が悪い(隠すだけ隠して、続きが読めない……)
 一体なにが悪いのか。Windowsが2000なことか。あきらめるか。でもネット環境下にあってWindows2000を使っている人なんていまどきいるのでしょうか……よくわかりません。でも単純に、作る気になったものが作れないのはくやしい。ということで、もうちょっとがんばってみるか、考え中です。


180312 お客さまの声、掲載しました。

 「お客さまの声」欄を作ろう、と思わせてくれたお客さんから、原稿をちょうだいしました。
 いただいたその場で読ませてもらって喜んで、ホームページの原稿に移しこみながらまた喜んで、今またこの原稿を書きながら嬉しいなあ、となって。なんだかんだで、じわ〜っと「嬉しいなあ……」の気分が持続しています。これはじつに幸せなことです。

 この方の改善がとくべつ嬉しかったのは、現在、うらやましいばかりのなごやかさで子育てを愉しんでおられるからです。
 産後に来られた初めのうちは、「子どもは主人になついていますから」と、わりと淡々とした調子で語られていて、聞いている私は、もしかすると、この方はあんまり子育てが好きではないのかもしれないなあ、とあっさり受け取っていました。

 それが徐々に改善して、動ける時間と体力が回復するにつれて、座ってなら抱っこできた、立って抱っこが数分間できた、と、それはそれは大事に、愛しんでおられるのです。
 その経過を聞きながら、私は自分が思い違いをしていたことを知りました。そして、「お母さんと赤ちゃんとの時間」に間に合ったことをしみじみ嬉しく思いました。
 それで、「お客さまの声」欄を作って残したい、と思ったのです。

 欄を作るとなったら、改善の観察記録を残してほしいお客さんは、連絡できるだけでも数人、いらっしゃいます。それ以外の、「卒業」に至った方のなかにも書いてほしい人はちらほらおられます。でもそれまではもう望みすぎ。
 あの人の改善は劇的だったなあ、あの人のは嬉しかったなあ……、と思い返して喜ぶにとどめます。もちろん、広告目的である「お客さまの声」欄には載ることのない、苦い反省も噛みしめつつ。


180322 2通目の「お客さまの声」とインタビュー本の進捗

 この方にも「お客さまの声」を書いてもらいたいなあ、どんなふうに書いてくださるか、ぜひ、読んでみたいなあ(私が(!))、と思っていたお客さんから、原稿をちょうだいいたしました。
 想像通りにあたたかく、想像以上にていねいに書いてくださった「声」でした。

 朝にメールをいただいて、すぐに読ませてもらって、じわっと嬉しくなって。
 この方の改善ぶりも、鮮やかで、みごとで、嬉しいのだよなあ、ご主人の変化もおもしろくなってきたし……と、にんまり。

 店の広告のためにお願いして、わざわざ書いていただいているものなのに、なんだか「私を慰めるお手紙」というか、「私が勝手に慰められるお手紙」みたいな気分になってきました。
 いかんいかん、うっかり目的を見失いそうです。



 インタビュー本は、第1回目分のテープ起こしと「書き言葉風対話文」への変換が終了して、注釈付けに入りました。
 話し手であるお師匠さんは「注釈はあんまり要らない」派ですが、私は、別のお師匠さんからの助言もあって、「注釈つけたい」派です。でも、自分の本だと私も「注釈はあんまり要らない」派になりますので、専門外の本だからこそ、付けたい気分になるのかもしれません。

 ちなみに編集さんは、「できた分から送って」派。なので、とりあえず今日、できたところまで送りました。注釈はまだ抜け抜けですが、本文は一応読める状態です。「驚異のスピードですね!」と喜んでいただけました。ふふふ、根っからのイラチ(大阪のせっかち)ですから、こんな作業だけは速いのです。

 内容は、めッちゃくちゃおもしろいです、「笑える」ではなく、「ものすごく勉強になる」という意味で。
 「こんな本をつくりたい!」と持ちかけたのは私ですが、お師匠さんのお話は、想像していた展開とは最初から外れていました。なんというか、注意を払う位置が、私の思っていたのとは全然違いました。ずいぶんながらくお仕事ぶりを拝見していながら理解できていなかったとは、不勉強なことです。でも、だからこそ驚きがあっておもしろい!です。

 それはともかく、早く、いい形の本にして、たくさんの人に読んでほしい、「おもしろいよね!」「すごいよね!」と言い合いたい!
 この意気込みが、本作りの醍醐味なのだよなあ、と、あらためてしみじみ喜んでいます。


180329 4回目の講習練習

 先日、4回目の講習練習をおこないました(3回目はこちら。お相手を務めてくださったのはいつものとおり、UさんとVさんです。

 3回目の終わりには、Vさんの引っかかりが少しほどけて、関節テストのコツが少しつかめたかも?という状態になっていました。Uさんは、ひととおりの作業がこなせそうな勢いで、技術を習得されていました。
 で、4回目の開始早々、「その後、練習はできました? いまどんな状態ですか?」とお訊きすると、お二人とも、「イメージ練習にとどまっています」とのこと。

 楽器演奏とか武術やダンスでもそうですが、「練習場所が確保できるかどうか」は上達への壁になります。整体の場合はそこに、「練習相手を見つけられるかどうか」の問題が加わります。
 かつて私が通っていた専門学校でも、具合のいいときに心安い練習相手を見つけるためにはそれなりの積極性が必要でした。同門の士が集まっていて練習場所は使い放題で、「お互い練習しあう」前提であってもそうなのですから、そうでない状況での練習しにくさは、想像できます。
 なにかいい方策はないかなあ……。考えをめぐらしますが、うまい答えは見つけられません。

 ところで、講習自体は、ひとつの山を越えた気配です。伝えるべきことはひととおり伝え済んで、後は、少しずつ慣れながら使いこなしていってもらう段階に入りました。
 お二人は次回の予約も取ってくださいましたが、もうそろそろ、実践的な反復練習をくりかえすことになるのだろうと、明るい見通しでいます。

 私がしている整体の一番のおもしろさは、身体の状態が変化すること、そしてその変化がどんどん展開していくことにあります。このおもしろさを味わうには、一人のお客さんにじっくり施術するしかありません。
 これまでも、受け手(=お客さん)にはなってくださっていたお二人ですが、近いうちに、施術する側のおもしろさも経験されるわけです。それが、現実的な愉しみになってきました。


180409 今年もまた植え替え

 今年は暖かくなるのが早かったから負けてくれるだろうか……と勝手なことを考えつつ、5月予定の植え替えを前倒しにして、ぼちぼち作業を始めました。
 本来なら2、3年に1回くらいで良いはずが、一昨年の植え替えをしそびれて、去年の応急処置的植え替えにしくじったため、その後始末に今年もまた植え替えです。なんだか植え替えばっかりしています。

 引っこ抜いてみると、ひとつの鉢はそれなりに根が張っていて、しまった! そのままにしておけば良かった!な状態でしたが、他の鉢は、まったく根っこが出ていなかったり(!)、小さな根っこがちょろちょろ生えている程度だったり、こんなので生きれているのかなあ、な状態でした。申し訳ないかぎりです。


 このところ植え替えのたびに反省ばかりしていて、ちっとも作業が愉しくありません。
 なんでこんなに反省ばかりしているのかなあと考えると、前々前回の植え替えの後から、小虫が湧くようになったからなのでした。
 いままでなかったことなのに、なぜ突然小虫が? 土が足りないから? 多いから? 鉢底石の具合で水はけが悪い? そんなふうにうろたえて、迷走が始まりました。

 でもそれ以前は、植え替えに反省なんかしていませんでした。土をどさどさ適当に放り込んでハイ一丁上がり、あとは自力でがんばれよッ、くらいなもので、それでとくに不都合も生じていなかった……。

 と、そんなことを思う内に、初心に返ろう、と思いました。今年の植え替えは感性のままに行おう。あんまり難しく考えずにどさどさ土を入れて、ただ、とにかく水やりだけは控えよう。
 去年(もう一昨年でしょうか)、助言を仰いだ植物専門家の方は、「観葉植物の面倒を10年以上見たのなら大したものです」と言ってくださった。その言葉を信じよう。

 これでみごと、夏の終わりにうっそうと茂っていれば、堂々と植物専門家のところにお礼が言いに行けます。おかげさまで、やっと、いただいた助言を活かせました、と。
 心から、そうなっていてほしいと思います。あんなに立派だった葉っぱ達がこれじゃあ、あんまりかわいそうすぎます……。


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